西園寺先生は紡木さんに触れたい
「未成年、ましてや僕の生徒がこんなところに来て見過ごせるわけないでしょ。」
いつもより低い声でそう言うと西園寺は財布を取り出してお札を何枚か机の上に置いた。
「千秋、今日はありがとう。でももう二度とお酒の席に生徒を連れてこないで。」
そう言って上着を羽織って個室を出ると「行こう。」と紡木に声をかけて店を出た。
紡木もいつもと違う西園寺の後ろをただ黙ってついて行った。