あの日のままで
そんなつもりじゃなかったのに。
心の中でそうつぶやく。
あの日に戻れたら、なんて考えるけどもう無理なのは分かってる。
でも、もし戻れたら私はどうするんだろう。
正解なんてなかったのかもしれない。


「マネージャーに興味ない?」
「え、いまからですか?」
私は戸惑った。もうセミもなき始める6月の終わりだ。私はとっくに茶道部に入部している。
私は
「あんまりないです。」
と答えた。本当は全然ないのに。
しかし、そのガタイのいい先生は
「ちょっとでいいから、ね?」
その圧に負けてしまった。
「はい......」
私は体育館に足を踏み入れた。
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