無気力幼馴染は、家では私の世話係。
「……に、すん、のよっ!!」

ギリギリまだ落としていなかった鞄を、

思いっきり由宇の足にぶつける。


「……っっ!!!」


由宇が思わぬ反撃に顔をしかめる。

そうして腕の力が弱まった隙に私は由宇から抜け出して、



そこから逃げ出した。



< 9 / 46 >

この作品をシェア

pagetop