無気力幼馴染は、家では私の世話係。
次の日。私は学校を休んだ。


私は気が乗らないと学校には行かない。


学校なんて面倒くさい。


昨日だって、母に言われて仕方なく学校に行っただけだ。


なのに、なんで。


「俺、すずのことが好きだ。」


昨日の言葉が鮮明に頭の中に浮かぶ。

昨日のあれはなんだったの?もしかして私が見たのは幻覚?にしてもあのキスの感触は。


「うああああああああああ!!!!」


ぐるぐるした思考を止めるために温かい布団から出て、誰もいないリビングに行く。


「お腹空いた……」


冷蔵庫を見るも、収穫は何もなし。


仕方ない。カップラーメンでも食べるか。
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