【改稿前】魔法少女の光
大きな爆発音がした。
そして、怪物は「ウギャアアァァァァ!!!!」と鳴き叫ぶと同時に、消滅していった。
やがて、不穏な音を出しながら、燃え広がっている炎は消え失せて行った。

「…何だこれ、勝ったの?あと杖で殴ったりは全然しなかったけど。てか、あの怪物弱っちくね?」

本当にとても弱かった。
悪く言ってしまえば、「雑魚」のレベルだった。

「ああ、勝った。鈴蘭、勇ましい戦いぶりだったぞ。しかし、この世界には色々な強さ、弱さの怪物が出てくるものなんだ。この世界はな。まあ、運が良かったと考えれば良いさ。」

この世界には、様々な強さや弱さがある怪物達が出てくる…。
成る程と、僕は少し頷いて納得した。
そして、最後に聞いておきたい事があった。

僕が魔法少女になった時や、変身した際に、突然現れた水色の縦の楕円形の宝石の事だ。

「あーら、そうなんね。で?あと、最後に聞いておきたい事があるんだけど…、この僕の楕円形の宝石は一体何なのさ?」
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