憧れのあなたとの再会は私の運命を変えました～ハッピーウェディングは御曹司との偽装恋愛から始まる～

本当に私は恭介君に迷惑ばかりかけてる気がする。


情けないし、何も言わないけど呆れられてるかも知れない。


『あ、うん。すみません。じゃあ失礼します』


私は急いでその場を離れたけど、美穂先輩の言葉が重くのしかかって胸が痛くなった。


どうしてあんな言い方するのかな…


私、いろんな男性と知り合いなんかじゃない。


ましてや千隼先生と付き合うなんてある訳ないし。


こんな私が…モテるわけないよ。


美穂先輩みたいに美人じゃないんだから。


フラワーコーディネーターとしてとても素敵なセンスを持ってて、ブーケ作りもすごく上手で尊敬するレベルの美穂先輩。


私も一応フラワーコーディネーターの資格は取ったけど、先輩みたいにはいかない。


お花選びから飾り付け、ブーケ作りにしても全部が勉強になるし、いつかはあんな風に…って目標でもある。


だからいつだって信頼してお花のことは任せてるのに。