君と恋をするための三か条
ひとりもいいけど、ふたりも案外いいかもしれない。
そんな感情があることを教えてくれた新の熱心な言葉は、きっとずっと忘れられない。

新のことがどうしようもなく愛おしい。

「よろしくお願いします。新」

二度目にして本物のプロポーズの返事を伝え、少し背伸びをすると、そっとキスをする。

新は驚いた顔をして、それからふっと微笑んだ。

「いいの?そんなことして。我慢できなくなるよ」

私はにひひといたずらっぽく笑って言う。

「ひとつだけ。 私を一生愛してくれることを条件に、許可するわ」

新は私を軽々と抱き上げ、私は小さくご機嫌な悲鳴をあげた。

「もちろん。来世でも俺を選んでもらえるくらい、愛し続けることを誓います」


それから私たちは何度もキスを交し、お互いを感じ、愛を刻んだ。

私の人生に新しい光を運んできた愛する人を、一生大切にすると誓って。



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