S級な先輩の溺愛。
デート
 日曜日は、ダラダラ過ごす予定だった。

 自宅アパートでのんびりしていた。
 久保さんから、SNSが来た。
「今日は、何してるの?」
「今日は、何もしてません。」
 淡白な返事を返した。

「そうなんだぁ!
 じゃあ、俺と遊んでよ。」
「え?嫌です。今日は、のんびりしたいんで。」
「えー、でも、アパートまで来ちゃった。」

『はあ?』
 アパートのベランダから外を見た。
 久保さんの車が停まっていて、久保さんが手を振ってきた。

「あー、わかりました。準備しますので、待ってて、もらえます?」
「もちろん。何時間でも待つよ。」
 久保さんのペースに呑み込まれそうな嫌な気はさしたが、せっかく、来てくれたのに、追い返すことは出来なかった。
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