そんな裏設定知りません! 冷酷パパから結婚を申し込まれましたが、これって破滅フラグですか?
ルイスの話を聞く限り、アルヴィンは寮での生活を含めた新生活になかなか馴染むことが出来ずにいるらしく、試験勉強も思うように進められなかったのかもしれない。
入学パーティー後にはすでに不機嫌だったのを思い返しながら、大丈夫かなとソフィアは心配になり、後でゼノンに話をしてみようと考える。
ちらりと教室の扉を振り返り見たけれど、ゼノンが室内に入ってくる様子はない。
先ほどの、向き合って言葉を交わしていたメレディスとゼノンの姿が頭の中に蘇ってきて、再びソフィアの心に嫉妬が顔を覗かせる。
メレディスの思うままに進められた未来で、自分の身に何が起きるのか不安は尽きないが、それでも最後まで抗いたいとソフィアは強く思った。
試験の結果が発表された翌週、ソフィアは魔法薬学の教師で一年の教師代表でもあるケイトから、校舎一階の廊下でチケットを二枚手渡される。
そこにちょうど通りかかった生徒たちから「良いなぁ、羨ましい」と声が上がった。
前期二回、後期二回の計四回行われる試験で、学年順位の三位までに入った生徒にはイルバクト学長からご褒美として、ミルドフキローアカデミーの近くに店を構えているパンケーキ屋で使えるチケットをもらえるのだ。