王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
18.


ーーそれから何事もなく、日々は過ぎ…。




刻一刻と、クフォードの卒業が迫る。


そして同時に、別れの日が近づいてきていた。

一部のクラスメイトたちとはだいぶ打ち解けて、時々街に出かけたりもするようになった。

リィラはこちらが警戒するまでもなく、何もせず大人しくしていた。


警戒は杞憂で終わったようだ。
< 272 / 421 >

この作品をシェア

pagetop