夏は愛と青春の季節
気づくと辺りはすっかり真っ暗になっていた。部屋の電気もつけずに、私は1時間も佇んでいたらしい。
なんだか少し疲れてしまった。
私をユウと呼ぶ人のことも夢の中の話みたいに思えてしまう。
もはやあれは私の夢で、友達の少ない私の願望がみせた幻覚だったのかもしれない。
悲しいかな、ふらふらとベッドへ倒れ込むと、柔らかい布団が私を包み込んだ。
するとすぐに眠気がやってきて、夕ご飯も食べずに私はこくこくと眠りについてしまった。