もう、キスだけじゃ足んない。

【遥side】


「俺のこと、逮捕しなくていいの?
ミニスカポリスのお姉さん」


カチャッ……。


「なんでもしていいよ?」


あえて手錠をゆっくり外して。

腰に手を回して、さらに引き寄せれば。


『ううっ……』


片手は俺の顔の横。

もう一方は、真っ赤な顔を隠そうと、手の甲で押さえる胡桃。


っ……すっげえかわいい。


思わずにやけそうになるのを必死にこらえる。


顔見せてほしいから手錠してたのに。

けど、はずかしがって隠してる姿も、これはこれで……。


「胡桃」

「ふっ、え……っ、」


うながすように、額に、こめかみに、目尻に。

顔中にキスを降らせて、後頭部をなでて。


「いつも俺がしてるみたいに。
胡桃も俺のこと、さわっていいよ」


『っ、なっ……、』


「はる、か……っ、」


あー……、吐血しそう……。

くすぐったそうに、ゆっくり開かれた瞳は今にもこぼれ落ちそうなくらい潤んでて。
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