雨が降る丘。
良一さんはそれ以来住み込みで暮らしている。

あたしの母親が帰宅。

良一さんと会話。リビングで。

丘のうえに立つ建物だ。
和風の建築物。

あたしは起き上がると、料理を食べる。

散らし寿司だ。

空腹を感じた。

あたしは休校を繰り返している。
病弱だからだ。

良一さんと母親、つまりさよりが話し合う。

「良一は再婚しないの?」
「美穂が亡くなってから興味がないんですよ。仕事も忙しい」
「兄さんは再婚すればいいのに」

あたしは良一さんが好き。
でも、良一さんの自由を奪いたくない。

「なら、みやびを貰えばいいのに」
「美穂がいるんですよ。姉さんがね」と良一さん。

食後、あたしは着替えるとテレビを見ている。

また熱が出てきたみたい。
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