魔王子さま、ご執心!① ~捨てられ少女は、極上の男に溺愛される~
非常階段の扉の前に、男の人が立っていた。
それは……さっき、入学式で見た人。
確か名前は……白神、ルイスさん……だったはず。私も在籍しているブラン学級の級長さんだ。
遠くから見たときも、綺麗な人だとは思ったけど、近くで見るとますます美しい人だった。
美しいを通り越して、人間離れした麗しさを感じた。
彼はなぜか、私を見て大きく目を見開いている。
「君……新入生か?」
声をかけられて、身構えた。
私に……聞いているんだよね?
あんな高嶺の花のような存在の人が、どうして自分に声をかけるのかがわからなくて、戸惑いでいっぱいになる。
「は、はい……」
それでも、無視をするわけにはいかず、首を縦に振る。
彼はゆっくりと歩み寄ってきて、私の前で立ち止まった。
ふわりと、彼から花のようないい香りがする。
それは……さっき、入学式で見た人。
確か名前は……白神、ルイスさん……だったはず。私も在籍しているブラン学級の級長さんだ。
遠くから見たときも、綺麗な人だとは思ったけど、近くで見るとますます美しい人だった。
美しいを通り越して、人間離れした麗しさを感じた。
彼はなぜか、私を見て大きく目を見開いている。
「君……新入生か?」
声をかけられて、身構えた。
私に……聞いているんだよね?
あんな高嶺の花のような存在の人が、どうして自分に声をかけるのかがわからなくて、戸惑いでいっぱいになる。
「は、はい……」
それでも、無視をするわけにはいかず、首を縦に振る。
彼はゆっくりと歩み寄ってきて、私の前で立ち止まった。
ふわりと、彼から花のようないい香りがする。