身を引くはずが、敏腕ドクターはママと双子に溢れる愛を注ぎ込む


「……っ、あっ……せんせ……」


 再びひとつになろうと華奢な体を引き寄せ、すでに十分すぎるほど潤う彼女に熱い欲望を宛てがう。

 ちょっと待ってという意味だろうか。彼女の両手が俺の胸に触れた。


「もう、私……これ以上は」


 目を潤ませ、懇願するような表情にすら欲情するなんて、どうかしているのかもしれない。

 暴走しないように自分を制御し、できる限り優しくしようとゆっくり熱い彼女の中に入っていく。


「あ……あぁっ──」


 規則的に上がる甲高い声は時折り俺を〝先生〟と呼ぶ。

『イヤ』と拒否の言葉を口にしながらも、両手は俺の胴に巻き付き引き寄せるように抱きしめる。

 それがもっと深く密着するための行為にしか思えず、言葉と体は裏腹だと安堵した。

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