暗黒ギフト1
休日
その日、帰宅した後も海斗はずっと飯田くんのことを考えていた。


自分たちに見つかったときの飯田くんはひどく青ざめていて、今にも倒れてしまいそうだった。


万引が見つかったときの犯人の反応はそんなものかもしれないが、それにしては怯えすぎている気がした。


それに健が捕まえたときも、無理やり逃げ出そうとしたり、逆ギレすることもなかった。


警察という単語が出てきたときでさえ、飯田くんはただただ震えていたのだ。


ご飯を食べているときもお風呂に入っているときもそのことが気になって、海斗はあまり眠ることができなかったのだった。

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