どうにもこうにも~恋人編~
「どう?」

「私がやろうと思ったのに」

「じゃあやってみて」

 彼は鯉のようにパクパクと口を開けたので笑ってしまった。

「ちょっと、なんですかそれ。やめてくださいよ」

「冗談ですよ」

 私もシャンパンを口に含み、ぐいっと彼の唇に自分の唇を押し当てる。

私の口から彼の口へとシャンパンを流し込む。

唇を離そうと思ったらそのままむさぼるように何度も口づけをされた。

ジェットバスの泡の音に紛れて濡れたリップ音が浴室に響く。

いつの間にか彼の舌が私の咥内に侵入してきて深いキスを交わし合った。

 「どう?」と彼はまた私に聞く。

「炭酸とか、関係なくないですか?啓之さん、さっきからいたらずらっぽくてエロイです」

「そうかもね」

 再び熱いキスを交わす。

いつの間にか乳房を揉みしだかれ、敏感になった乳房の突起を指先で弄び始めた。

「あっ…ん…」

 私が感じていることに気分をよくしたのか、彼の手はさらにいやらしく私の身体を(まさぐ)る。

彼の激しいキスと優しい愛撫に溺れそうだ。

私は彼の下腹部に触れてみた。一瞬彼の身体がびくりと反応したようだ。

彼のそれを握ったり上下にゆっくり動かしたりして触っているうちに、だんだんと硬度が増してくるのを手のひらに感じた。
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