儚く甘い
三人の話を聞いていたみわ。
玄関の廊下に立ったまま、涙をふく。

兄たちの想い。

母の想い。

達哉の想い。


みなの想いがうれしくくすぐったく、悲しい。

早く皆の場所に戻ろうと必死に涙をとめようと天井を見つめながら、みわは流れてしまった涙を拭う。

まだ見ていない桜。

でも、今日見る桜を一生忘れないだろうとみわは思いながら、深呼吸を繰り返した。
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