儚く甘い
最後の最後まで兄は達哉のことを想ってくれていた。
喧嘩の原因もすべては達哉を想ってのことだ。

電話で喧嘩をした達哉と兄。
らちが明かないと電話の電源をおとした達哉を探そうとバイクを走らせて兄は亡くなった。

兄の死はすべて、自分のせいだと達哉は自分を責める日々が始まった。


そして、もう一人。

兄の愛した人、葉月。
彼女の命も自分が奪ってしまったことを、みわに達哉は言葉少なく話した。

< 243 / 356 >

この作品をシェア

pagetop