君の息にピリオド.
おまけ
体育準備室の真相
(体育準備室にて、艶子と食満の会話)
<食満視点>
時が止まったような気がした。
無惨に床に倒れ込む環に駆け寄り、
声をかけても返答はない。しかし息はある、
気絶しているようだ。
でももし脳震盪を起こしていたら
しばらくは起きれない…そんな僕の横を
掠めるように通る鉄パイプ。
間一髪で避けるがその隙に艶子は
環のそばに駆け寄る。
そして環の胸ポケットから『カッター』を
刃を限界まで出して環の首に近づけた。
「信じて欲しい。
私はみんなを傷つけることはしたくない。
私がすることは最善の策になるの。
環には申し訳ないけど、
計画にために一発入れさせてもらった。
…いいの?
早く治療しないと死んじゃうよ?」
「鉄パイプ、のような鈍器は、
そう簡単に気絶できるようなものじゃない。
死ぬ確率の方が何倍も高いの。
少しでも後遺症を残さないように。
殺さないように、たくさん勉強した。
練習はできないけど、
貴方達が大好きだから頑張ったの。
でもそれも意味がないかもしれない。
早く、早く冷やして、安静にして
ねえ、私のいう事分かってよ!!」
<食満視点>
時が止まったような気がした。
無惨に床に倒れ込む環に駆け寄り、
声をかけても返答はない。しかし息はある、
気絶しているようだ。
でももし脳震盪を起こしていたら
しばらくは起きれない…そんな僕の横を
掠めるように通る鉄パイプ。
間一髪で避けるがその隙に艶子は
環のそばに駆け寄る。
そして環の胸ポケットから『カッター』を
刃を限界まで出して環の首に近づけた。
「信じて欲しい。
私はみんなを傷つけることはしたくない。
私がすることは最善の策になるの。
環には申し訳ないけど、
計画にために一発入れさせてもらった。
…いいの?
早く治療しないと死んじゃうよ?」
「鉄パイプ、のような鈍器は、
そう簡単に気絶できるようなものじゃない。
死ぬ確率の方が何倍も高いの。
少しでも後遺症を残さないように。
殺さないように、たくさん勉強した。
練習はできないけど、
貴方達が大好きだから頑張ったの。
でもそれも意味がないかもしれない。
早く、早く冷やして、安静にして
ねえ、私のいう事分かってよ!!」