嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
ウィルティム様は私を婚約者と伝えた。その方が、迎えに来た理由になるからだろう。ちょっと驚いたけれど、その方が話が通じると思った私は、訂正もしないでいた。
「侯爵夫人、少し、リアリム嬢と二人で話をさせていただいてもよろしいでしょうか」
「え、ええっ、そうですわね。リアさん、大丈夫?」
「はい、メイティーラ様。ありがとうございます。少し庭園をお借りします」
私がウィルティム様を見つめる目が優しいのを見て、メイティーラ様は人払いをしてくれた。
私たちは、お互いに目を離すことができずにいる。
「ウィル、貴方が来てくれた、の」
ようやく出た声は、掠れている。
「リア、君に、触れてもいいか?」
きっと慌てて馬を駆けてきたのだろう、埃まみれの外套と、汚れた手袋をしたままの彼。そのことにも気づかないで、ウィルティム様は私をそっと抱き寄せた。
「あぁ、少し、痩せたか? もう、足の方は大丈夫なのか? 怪我をしたと聞いたが」
他に怪我をしたところは? と言って私を確認するように見つめるウィルティム様。
「ウィル。貴方の方が、酷い姿をしているよ。目の下に隈まで出来て、いい男が台無し」
ふっと笑うと、ウィルティム様もふわりと笑う。そこでやっと、自分が埃だらけであることに気が付いたようで、外套を取り外す。
「侯爵夫人、少し、リアリム嬢と二人で話をさせていただいてもよろしいでしょうか」
「え、ええっ、そうですわね。リアさん、大丈夫?」
「はい、メイティーラ様。ありがとうございます。少し庭園をお借りします」
私がウィルティム様を見つめる目が優しいのを見て、メイティーラ様は人払いをしてくれた。
私たちは、お互いに目を離すことができずにいる。
「ウィル、貴方が来てくれた、の」
ようやく出た声は、掠れている。
「リア、君に、触れてもいいか?」
きっと慌てて馬を駆けてきたのだろう、埃まみれの外套と、汚れた手袋をしたままの彼。そのことにも気づかないで、ウィルティム様は私をそっと抱き寄せた。
「あぁ、少し、痩せたか? もう、足の方は大丈夫なのか? 怪我をしたと聞いたが」
他に怪我をしたところは? と言って私を確認するように見つめるウィルティム様。
「ウィル。貴方の方が、酷い姿をしているよ。目の下に隈まで出来て、いい男が台無し」
ふっと笑うと、ウィルティム様もふわりと笑う。そこでやっと、自分が埃だらけであることに気が付いたようで、外套を取り外す。