嘘つくつもりはなかったんです! お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。
「あそこにある、東屋に行こうか。歩くのは、大丈夫か?」
うん、と頷くと彼の手をとって、東屋に行く。ウィルティム様は外套の内側を表にして、そこに座るように敷いてくれた。
「リア、良かった、本当に。もう、俺の前から消えないでくれ」
そう言って私を抱き寄せて、髪を撫でる。ずいぶんと心配させてしまったようだ。
「心配かけて、ごめんなさい、」
抱き寄せられている私には彼の服しか見えない。でも、その吐息から彼が少し涙ぐんでいるのがわかる。
「ウィル、私」
すぐに無事であることを知らせなかったのは、私の我儘だ。余計に心配をかけてしまったことを、やはり心苦しく思う。
「いいんだ、君がこうして無事に生きていることがわかったから」
そう言って、ウィルは私の顔を見つめながら、顎を手で持ち上げた。
「キスしても、いいか?」
伺うように瞳を揺らして、私に問う。今までの強気な彼とは違う。
うん、と頷くと、彼の暖かい唇が私の唇の上に重なった。その優しいキスは、王宮でウィルストン殿下の彼としたものと重なった。
やっぱり、彼はウィルストン殿下なのだ。
音もたてず、唇が離れる。それでも瞳をそらすことは出来ない。
「君の話を、聞かせて欲しい。この前、俺は話を聞かない男だと叱られたから、ね、」
ウィルティム様は少し瞳を細めて、私を優しく包み込んでくれた。
うん、と頷くと彼の手をとって、東屋に行く。ウィルティム様は外套の内側を表にして、そこに座るように敷いてくれた。
「リア、良かった、本当に。もう、俺の前から消えないでくれ」
そう言って私を抱き寄せて、髪を撫でる。ずいぶんと心配させてしまったようだ。
「心配かけて、ごめんなさい、」
抱き寄せられている私には彼の服しか見えない。でも、その吐息から彼が少し涙ぐんでいるのがわかる。
「ウィル、私」
すぐに無事であることを知らせなかったのは、私の我儘だ。余計に心配をかけてしまったことを、やはり心苦しく思う。
「いいんだ、君がこうして無事に生きていることがわかったから」
そう言って、ウィルは私の顔を見つめながら、顎を手で持ち上げた。
「キスしても、いいか?」
伺うように瞳を揺らして、私に問う。今までの強気な彼とは違う。
うん、と頷くと、彼の暖かい唇が私の唇の上に重なった。その優しいキスは、王宮でウィルストン殿下の彼としたものと重なった。
やっぱり、彼はウィルストン殿下なのだ。
音もたてず、唇が離れる。それでも瞳をそらすことは出来ない。
「君の話を、聞かせて欲しい。この前、俺は話を聞かない男だと叱られたから、ね、」
ウィルティム様は少し瞳を細めて、私を優しく包み込んでくれた。