ちょっと不運な私を助けてくれた騎士様が溺愛してきます

おはよう

カインはシャーロットを地下にある隠し部屋へと運ぶと、部屋に置いてあるベッドへと寝かせた。

「さてと、ここからどうすりゃ良いかな」
 
 王女様の言う通り攫って地下に連れて来た。もう一つの依頼は、穢せ……だったな。
全くたいした王女様達だ。
仕事だから、やれと言われればもちろん実行する。
だが、私は眠っている女に手を出すことは好きじゃない。

それに……

「おかしいとは思っていたが、竜獣人の『花』とは聞いて無かったんだよなぁ、あの王女達最初から私の事を捨て駒にするつもりだったのか……」

 ただでさえ強い竜獣人の大切なものに手を出して、無事でいられる訳がない。
レイナルド公爵もガイア公爵も、当主一人で何十匹もの凶暴な魔獣を倒すのだ。普通の獣人が五人がかりで漸く一匹倒すあの魔獣を……。


 逃げ切れればいい方だな。

 彼女の仮面を外し、結われていた髪を解く。
……顔も体も割と好みだ、イヤ結構好きな方かも……。
既に攫って此処へ連れて来たんだ、このままでは碌な目にあわないだろう。それなら少しばかり美味しい思いをさせてもらうか。

 カインは、彼女の真紅のドレスに手をかけた。
腰の辺りまでドレスを一気に脱がせたところで、それ以上出来なくなった。
 
「下着に防御魔法付けるのか?……しかもスゲー強力」

 真紅のドレスを着ていた時は体に触る事が出来たのに、それを脱がせた途端に魔法が発動しやがった。どういう仕組みか知らないが、どちらにしろ今は指一本触れられなくなっている。

……さて、どうするか……
< 58 / 145 >

この作品をシェア

pagetop