望まれぬ花嫁は祖国に復讐を誓う
「お前の姉、ではないのか? ダレンバーナの第三王女だろう」

「そうなりますね」

「気が進まないのは私だって同じだ。だが、お前が()()にいるなら、参加せねばならないだろう」

「はい」

「準備しておけ」

「はい」

「ジェルミー公爵夫人として恥じない振舞をしろ」

「はい」

「話はそれだけだ。下がっていい」

「はい」

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