望まれぬ花嫁は祖国に復讐を誓う
「本当のことを話そう。先の戦争で私は君に助けられた。それを思い出したんだ。命の恩人だというのに、それを忘れていたとはね。悪かった。そして、感謝している」
「え」
それはカレンも予想していない答えであった。レイモンドを助けたことがある? あの戦争で?
確かにあの戦争で怪我をした者たちはたくさんいた。だが、カレンは人間を助けた記憶は無い。いつもその怪我を治療していたのは、森を住家としている動物たち。森を焼かれた動物たち。
「人違いではありませんか?」
「いや、間違いない」
「ですが。私は人間を助けた記憶はございません」
「え」
それはカレンも予想していない答えであった。レイモンドを助けたことがある? あの戦争で?
確かにあの戦争で怪我をした者たちはたくさんいた。だが、カレンは人間を助けた記憶は無い。いつもその怪我を治療していたのは、森を住家としている動物たち。森を焼かれた動物たち。
「人違いではありませんか?」
「いや、間違いない」
「ですが。私は人間を助けた記憶はございません」