望まれぬ花嫁は祖国に復讐を誓う
「そうだ」

「その中で、旦那様が声をかけたら集まってくださる人は何人おりますか?」

「どういう、意味だ?」
 レイモンドは目を細めた。

「言葉の通りです。ローゼンフェルドをダレンバーナから取り戻すために、旗をあげるとしたら、どのくらいの人が賛同してくださいますか?」

 彼女はずっとそれを考えていたのだろうか。
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