舞台の上で輝いて
それでも今では普通に雑談とかも出来る様になっている。
1か月前を思えば、こんな時がくるなんて想像も出来なかった。
気分が上がったり下がったりまた上がったり…


スタジオのドアがノックされた。
麗奈さんだ。

「どう?順調?私はもうリハーサル終わったわ。」

「お疲れ様です。」
「お疲れ。僕達も丁度終わった所だよ。」

「結城君が好きなラゾテックのイヤホン、今度かなり改良されたのが発売されるでしょう。
知り合いに頼んで発売前に手に入れたの。
使ってみて。」
「えっ。来月発売予定の?凄い。これ発売されるの楽しみにしてたんだ…」

なんか楽しそうに会話が弾んでる。
一瞬前まで、結城さんは私1人だけの王子さまだったのに。
熱い思いを捧げられてたのに。
私というか、オデットがだけど…

今はまるで空気の様な存在になってる。
こちらが現実。
何落ち込んでるのよ。
分かってる事じゃない。
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