涼やかな風


「さぁ・・・?
自分の部屋じゃない?」


ママは、パパに向かっていった。



「拓徒くんのことなの・・・?」


ママは遠慮がちにつぶやく。



「拓徒くん、すっごい落ち込んでるみたいだな」


パパは静かに言った。




「ええ。ずっと部屋に引きこもってるって言ってたわよ」


ママが言った。


「拓徒くんを攻めないほうがよかったな。」
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