天使が抱える心の闇
ピンク色の髪をした男の子がテクテクと向かってくる。
その後に続いて、先程の4人も来た。
『多分、私の前の席。
この辺空席なんだよね。
だから、ここの事だと思うよ~!』
指をさしながら言うと、ゾロゾロと席に付き、雑誌やスマホ、お菓子をだし自由にし始める。
『蘭、体調そんなに優れないから保健室行ってくるね。先生によろしく~!』
それだけ言い残して、私はその場を後にした。
私は歩いて、ある場所へと向かった。
10分後
トントン
ガチャッ…
『失礼しまー…ドン…ギュッ…バキッ…』
タックルをかまされ、抱きつかれ、イライラしていた私は、そのまま理事長を殴った。
?「…ぃだいよ……(泣)」
半泣き状態の理事長、島田 彰(しまだ あきら)さんを見下しながら、ソファーにすわる。
『彰さん。拓ちゃん呼んで。今すぐ。5秒以内に。』
私が何故イラついてるか。
それは、転校生を私に任せ逃げた担任。飯島 拓斗(いいじま たくと)のせい。
彰さんは、顔を青白くさせながら放送を始める。
彰「…えー、飯島先生、飯島先生。今すぐ理事長室に来てください。お…お客様がお待ちです。」
彰さん、今鬼って言おうとしたな。
お客様って言い直したけど。
ホッと胸を撫で下ろしてるのが見えてる。
ダダダダダダダ…と物凄い足音が廊下で響き渡っている。
バタンッ…
拓「おい!彰!!
お前、ほんっとに!!呼び出すの急なんだよ!!………………え……。」
怒鳴りながら入ってきた拓ちゃんには、やっと私の姿が見えたらしい。
満面の笑みで手を振る。
『せんせぇ~?
な~んで、さっき、転校生を私に押し付けて逃げたのかなぁ~?』
ニコニコと笑顔を深めると拓ちゃんの顔はみるみるうちに青白くなる。
拓「ごめ…ドカッ…バキッ…ドスッ…」
ふぅ~っ!うん、スッキリした!
彰さんと、拓ちゃん、私は、華龍8代目の仲間。
彰さんが、総長で、拓ちゃんが副総長だった。その時の幹部が私。
華龍は、世界No.1の暴走族。
不正なことは一切しない。
私の居場所。
彰「はぁ…ったく、莉乃?少しは手加減してやれよ…。拓斗伸びてんじゃねぇか。」
『心外だなぁ。これでも手加減したぞ?5パーくらいの力でしか殴ってない。』
そうなのだ。私は、手加減をした。
いや、全力で殺れないのだ。ある事件をきっかけに。
彰「っっっ…!?あれで、5パー…?
お前…。まだ…。。」
彰さんの顔が歪むのが分かる。
彰さんは、あの事件を知ってるから。
でもね、彰さん…。私は、貴方にそんな顔をさせたい訳じゃないんだよ。
そんな、悔しそうな。悲しそうな、辛そうな顔をしないで…。
拓「…ガエッ…ゲホッ…ゲホッ…」
『あ、起きた。おはよー!拓ちゃん!』
咳き込みながらもその場から起き上がる拓ちゃんにソファーから声をかける。
彰「おー、やっと起きたか。」
拓「…莉乃~?まだ、怒ってる…?
本当に、ごめんて。あの後、職員会議で、眠いし、他の女教師から色目使われるしでイラついてたんだ…。本当に、すまん。」
と拓ちゃんが、伏せ目をしながら謝ってきた。
あー…。拓ちゃん、この空気を感じ取ったんだね。
違うんだよ、拓ちゃん。
『もう、怒ってないよ!
でも、ここからが、本題。
彰さん、拓ちゃん。
あいつらは、黒龍だよな?』
黒龍。
全国No.1
不正なことは一切しない。
彰「やっぱり、気付いてたんだな。」
その後に続いて、先程の4人も来た。
『多分、私の前の席。
この辺空席なんだよね。
だから、ここの事だと思うよ~!』
指をさしながら言うと、ゾロゾロと席に付き、雑誌やスマホ、お菓子をだし自由にし始める。
『蘭、体調そんなに優れないから保健室行ってくるね。先生によろしく~!』
それだけ言い残して、私はその場を後にした。
私は歩いて、ある場所へと向かった。
10分後
トントン
ガチャッ…
『失礼しまー…ドン…ギュッ…バキッ…』
タックルをかまされ、抱きつかれ、イライラしていた私は、そのまま理事長を殴った。
?「…ぃだいよ……(泣)」
半泣き状態の理事長、島田 彰(しまだ あきら)さんを見下しながら、ソファーにすわる。
『彰さん。拓ちゃん呼んで。今すぐ。5秒以内に。』
私が何故イラついてるか。
それは、転校生を私に任せ逃げた担任。飯島 拓斗(いいじま たくと)のせい。
彰さんは、顔を青白くさせながら放送を始める。
彰「…えー、飯島先生、飯島先生。今すぐ理事長室に来てください。お…お客様がお待ちです。」
彰さん、今鬼って言おうとしたな。
お客様って言い直したけど。
ホッと胸を撫で下ろしてるのが見えてる。
ダダダダダダダ…と物凄い足音が廊下で響き渡っている。
バタンッ…
拓「おい!彰!!
お前、ほんっとに!!呼び出すの急なんだよ!!………………え……。」
怒鳴りながら入ってきた拓ちゃんには、やっと私の姿が見えたらしい。
満面の笑みで手を振る。
『せんせぇ~?
な~んで、さっき、転校生を私に押し付けて逃げたのかなぁ~?』
ニコニコと笑顔を深めると拓ちゃんの顔はみるみるうちに青白くなる。
拓「ごめ…ドカッ…バキッ…ドスッ…」
ふぅ~っ!うん、スッキリした!
彰さんと、拓ちゃん、私は、華龍8代目の仲間。
彰さんが、総長で、拓ちゃんが副総長だった。その時の幹部が私。
華龍は、世界No.1の暴走族。
不正なことは一切しない。
私の居場所。
彰「はぁ…ったく、莉乃?少しは手加減してやれよ…。拓斗伸びてんじゃねぇか。」
『心外だなぁ。これでも手加減したぞ?5パーくらいの力でしか殴ってない。』
そうなのだ。私は、手加減をした。
いや、全力で殺れないのだ。ある事件をきっかけに。
彰「っっっ…!?あれで、5パー…?
お前…。まだ…。。」
彰さんの顔が歪むのが分かる。
彰さんは、あの事件を知ってるから。
でもね、彰さん…。私は、貴方にそんな顔をさせたい訳じゃないんだよ。
そんな、悔しそうな。悲しそうな、辛そうな顔をしないで…。
拓「…ガエッ…ゲホッ…ゲホッ…」
『あ、起きた。おはよー!拓ちゃん!』
咳き込みながらもその場から起き上がる拓ちゃんにソファーから声をかける。
彰「おー、やっと起きたか。」
拓「…莉乃~?まだ、怒ってる…?
本当に、ごめんて。あの後、職員会議で、眠いし、他の女教師から色目使われるしでイラついてたんだ…。本当に、すまん。」
と拓ちゃんが、伏せ目をしながら謝ってきた。
あー…。拓ちゃん、この空気を感じ取ったんだね。
違うんだよ、拓ちゃん。
『もう、怒ってないよ!
でも、ここからが、本題。
彰さん、拓ちゃん。
あいつらは、黒龍だよな?』
黒龍。
全国No.1
不正なことは一切しない。
彰「やっぱり、気付いてたんだな。」