赤い糸~For you~
次の日、学校に行く準備をしているとチャイムがなった。



私は走って玄関の扉をあけると、そこには私の王子様!



「志帆、おはよう。」



手を繋いで学校まで歩いていく。



時々、女の子からの視線が痛かった。



「俺は、お前だけだから…」



私の不安に気づいてくれたのか、先輩が言った。



『うん!』



それだけで嬉しかった。



そのコトバとその時の真剣な顔…



また、更に先輩をスキになった。



「じゃあ、昼休みにむかえにくる。」



そう言って、先輩は自分のクラスへ。



私も教室に入ると、クラスの女の子から質問攻めにあった。



少したって、登校してきた美仔に助けてもらって授業も終わり…あっという間に昼休みになった。



先輩がむかえに来てくれて、美仔と一緒に先輩についていく。


昼休みは斎藤先輩と美仔とも一緒に過ごす。



これは、卒業まで変わらないと思う。



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