恋した先輩には病みがある!?
先輩も受け身側でしたとは知りませんでした!

新たな発見に胸をときめかしていると先輩が恋桃の顔を覗き込みました。


「そうだと言ったら?」
「今からでも組ませていただきます!!」
「冗談だよ」
「えっそんな!」


明らかにがっかりする恋桃の反応がお気に召したのか先輩はクスクスと笑い始めました。

先輩は笑うと少し幼く見えるので可愛いです。

そのままひとしきり笑った後で恋桃に向って手を差し出してきました。


「反応が面白かったから手ぐらいなら繋いでもいいけど、どうする?」
「よろしくお願いします!!」
「はは、即答」


先輩はきちんと恋桃の手を握ってくれました。

女の子のものとは違う骨ばった感触に心がいっぱいいっぱいになってこの後何を話したのか細かく覚えていません。

恋桃、一生の不覚!!!!!
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