恋した先輩には病みがある!?
だってまた先輩の新たな一面が知れたんですよ?気持ちが強まらないわけありません。

先輩は案外疑い深いんですね。

だったら今後一切疑われないように先輩に気持ちを伝え続けなければ・・・!!


「先輩!恋桃は本当に先輩のことがだーい好きですからね!」
「うん知ってる」
「じゃあ何でわざわざ試すようなことを!?」
「何となく」


『何となく』ってお茶目な先輩も可愛くて好きです。


「・・・桃ちゃんはさ、人とすぐ仲良くなれるタイプ?」
「割とそうですね。その分一定数に嫌われますが」
「そうなの?」
「はい。ほら恋桃は可愛いじゃないですか。それで嫉妬されたり陰口を言われたりするんです。まぁどうでもいいですけど」


恋桃は自分を大切にしてくれる人のことが好きなので本当にどうでもいいです。

顔のいい人が顔がいいと自覚することの何がいけないのか恋桃には分かりません。

謙遜をして自分を下げるような人にはなりたくないです。

髪型もこの歳でツインテールだと馬鹿にされたりしますが恋桃に似合って可愛いですし。


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