恋した先輩には病みがある!?
そんなことを考えていると先輩の番がやってきました。

先輩がお題の紙を拾った瞬間声をかけます。


「斗愛先輩こっちですーーー!!!!」


恋桃の声に反応して先輩がこちらを向き一直線に走ってきました。

他の人はお題の紙を広げながら来るのに先輩はそれをすっかり忘れてしまっています。

先輩のうっかりしたところも可愛いですけど、こちらの対応が遅れてしまいますよ・・・!!


「先輩、お題は何だったんです・・・ってはい!?」
「桃ちゃん一緒に来て」
「えぇ!!?」


状況がうまく把握できないまま先輩に手を取られゴールまで向かっていきます。

これって少女漫画によくあるお題が『好きな人』のパターンですよね!?

え、公開告白になるんですか!?え!?!?

というか先輩にひっぱられて連れていかれるのたまりません。

前に手を繋いだ時とはまた違います。幸せです。

先輩は恋桃より足が速いのに、恋桃の負担にならないスピードで走ってくれます。素敵!

こうやって思考を別の方に追いやってないと、公開告白をされるかもしれない現実に耐えれそうもありません。

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