恋した先輩には病みがある!?
そして先輩と一緒にゴールテープを切ることが出来ました。


「先輩!やりましたよ!1位です1位!!先輩と恋桃が!!」


反射的に手のひらを向けると先輩がバチンとハイタッチしてくれました!やった!


「いきなり連れ出してごめんね。びっくりしたでしょ」


そんなこと全然いいのに気にしている先輩好きです。

そんな先輩が競技中は気遣いを忘れるほど真剣だったということを知れてときめいています。


「いえいえ!気にしないでください。むしろ恋桃にとってはご褒美に近いので」
「ご、ご褒美・・・?」
「そんなことより、その、あの・・・・・お題に紙にはなんて書かれていたんですか?も、もしかして『好きな人』とか・・・!?」
「いや『可愛い子』って書いてあったよ」


か、「『可愛い子』って書いてあったよ」?? 

え・・・・・えぇ!!??!?!?!?


「てことは先輩、恋桃のこと可愛いって思ってくれてるんですか?」
「・・・・・・・」


初めて告白した時のように可愛く見える角度で先輩を見上げると、顔をそらされてしまいました。

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