恋した先輩には病みがある!?
しかし困りました。

先輩の好きな所を語ろうにももうすぐ片づけが終わるので教室に戻らないといけません。

残念ながら恋桃はそんな短時間でまとめられる自信がありません。

かくなる上は・・・!


「とても長くなるので今話すのはちょっと厳しいです。なので先輩!この後空いてますか!?」
「この後?クラスの打ち上げに行かないの?」
「行きません。友達はみんな彼氏と食べに行くらしいので。まぁ来年になれば変わるクラスより彼氏を優先したいのはよくわかります」
「なかなかたくましいグループだね」


先輩がクスリと笑ってくれました。いつもの調子を取り戻したようでよかったです!


「そういうところが好きなんです!あっ、もしかして先輩は打ち上げに行かれます!?でしたらまた後日に・・・」
「ううん。めんどくさいから帰ろうとしてたとこ」
「先輩もなかなかの性格してますよね」
「そう?」


普段きちんとしている先輩がクラスの打ち上げをめんどくさいと一蹴するとはこれぞギャップ・・・!


「じゃあ恋桃と二人の打ち上げにしましょう!これはめんどくさくないですよね?」
「うん。楽しそうだね」


先輩のお墨付きを頂いたということで、先輩と二人きりの打ち上げに行きます・・・!!
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