恋した先輩には病みがある!?
先輩と恋桃だけの打ち上げです。
「先輩すみません!遅くなりました!!」
「いいよ。何かあったの?」
「友達に先輩と打ち上げに行くって言ったら髪をいじられまして・・・」


どうせ動けば崩れるのでいつものツインテールに毛先を軽く巻いた程度だったんですが、友達がなんとゆるふわなハーフツインテールにしてくれました!!

筋金入りストレートの恋桃の髪を巻くのは絶対大変なはずなのに丁寧に丁寧に一束ずつ巻いてくれて感謝しかありません。

持つべきものは友達ですね!


「どうですか先輩!今の恋桃も可愛いですか?」
「・・・可愛いよ。何回言わせたがるの?」
「たーくさんです♡」


何回聞いても先輩からの「可愛い」は恋桃の胸を射止めます。

今までの恋桃は「可愛い」と言われても「何を当然のことを言っているんでしょう・・・?」ぐらいにしか思っていなかったのですが、先輩に言われると天に昇るような気持ちになります。

頬が緩みえへへと声が漏れると先輩は珍しいものを見るような目で見てきました。

そんなに恋桃のニマニマした顔がレアでした??

確かに普段の恋桃はニコニコしてますもんね。


< 52 / 120 >

この作品をシェア

pagetop