恋した先輩には病みがある!?
過去の恋桃にも自慢したいです!


「斗愛くん。まさか恋桃のお迎えに来てくれるとは思いませんでした!ありがとうございます!嬉しかったです!」
「そう?なら明日も行こうか?」
「いいんですか!?迷惑じゃありませんか?ほら、今までは恋桃の方が先に下駄箱で待ってたじゃないですか!」
「あぁそのこと気にしてるの?あれはただゆっくり行けば恋桃が待ってるかなーどうかなーってちょっとした運試しのようなものだったし」
「!?」


そこも試されていたんですか!?!?

それはもう試すというより期待なのでは?言ったらまた否定されると思いますが。


「あとこれは牽制も兼ねてるから気にしなくていいよ」
「け、牽制?」
「そう。恋桃に虫が集らないように?」
「えっ、恋桃くさいですか!?」


ちゃんとワイシャツは柔軟剤と一緒に洗濯しているし、ブレザーは消臭剤をかけているというのに!

もしかしてそれらが混ざって良くない化学反応を起こしているとか??


「ううん。お花みたいにいい匂いだから寄ってくるんだよ。身の程知らずだよね」
「? そうですね・・・?」


斗愛くんの言い方に棘を感じましたが、それよりもお花みたいないい匂いって褒められました・・・!!

ちょっと高い今の柔軟剤を選んでよかったです!!!!
< 77 / 120 >

この作品をシェア

pagetop