鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
「…ん、大丈夫。」


…大丈夫って言ってくれたけど、大丈夫ではなさそう…。


でも、きっと私のために大丈夫って言ってくれた。


だから、甘えてみようかな………。


「…じゃあ、行きましょう?」


どんな言い方をしたらいいか分からなくて、疑問形で言ってみせると、鳳条先輩は突然私の頭を撫でた。


「…ほんと可愛いな。桜妃は。 」


「っっ、、こ、こっちですっ、ついてきてください」


こんなに甘くて、平常心でいられるわけが無い。


慌てる私を見て先輩はクスッと笑うと「はいはい」と後をついてきてくれた。




「いらっしゃいま、、」


カフェの入口のドアを開けて、お店に入ると、ちょうど私と同じ年齢くらいの女性店員さんは鳳条先輩を見て一瞬で頬を赤くした。
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