鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。

18 (知らなかった鳳条先輩)

18 (知らなかった鳳条先輩)


「ふー、」


8月15日。鳳条先輩と、課題をやろうと約束していた日。


前、鳳条先輩が体調不良の時に1度来たけど、またお家の大きさに圧倒されてしまう。


インターホンが押せない。


うぅぅぅ、大丈夫大丈夫。押すだけだもん。


これを押せば、鳳条先輩に会える……


ぎゅっと目をつぶる。そして、インターホンに手をかけた時、私の前の方から声がした。


「桜妃?」


「え!」


目を開けてみると、門の向こう側に鳳条先輩の姿が………。って、どうしよう、今日もすごくかっこいい。


白のTシャツに黒のシャツを羽織って、下はすらっとした黒のスボン。


鳳条先輩、背も高いから……似合いすぎてる…

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