鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
男の人が私の方を向く。


「俺、この子気に入ったんで。この子が俺の女になるなら。」


っっ、、、絶対嘘に決まってる、


この人はただ鳳条先輩たちを落としたいだけ。


私になんて興味ない。


そのはずなのに、私の顎をすくってくる男の人。


「っっ、、」


「かーわい。」


私を見る男の人の瞳には、光が全く宿っていない。


怖いっ、、、やだ……


っ、鳳条先輩たちが動けないのなら、自分で……何とかしなきゃ。


このロープ、どうにかして解けないかな……


男の人にバレないようにゆっくりと少しずつ体を揺らしていく。


……いけるかもしれない。


だんだんロープが緩くなっていくのが分かる。


バレてない…もう外せる、あとはタイミングを……
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