鳳条先輩は私への溺愛が止まらないらしい。
いつもいつも私の恋を応援してくれる琴莉ちゃんを……今度は私が全力で支えたい。


「ありがとう、琴莉ちゃん。」


いつも助けられてばかりだね、


「え、?どうしたの急に」


「いつもありがとう、大好き」


落ち着いて気持ちを素直に伝えると、綺麗な顔を歪ませた琴莉ちゃん。


「そんなっの、私も大好きだっての!」


途端に思いっきり抱きつかれる。


「私なんでもするからね、幸せになってね琴莉ちゃん。」


「ありがとう」


「……聞いてくれる、?私の話。」


「もちろんだよっ!」




お父さん、お母さん、お兄ちゃん、狼くん、琴莉ちゃん、レンくん、天川先輩………




みんなが心から幸せになって欲しい、そう思ったクリスマスイブでした──
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