君しかいない
 無数のキスの雨が降り、成瀬の瞳にわたしが映る。黒目がちの瞳に見つめられ、わたしの中の「好き」が溢れてくることを実感していた。

「真尋」
「……うう〜〜っ。このタイミングで呼ぶとか、ズルいよぉ」
「これからは何時でも何処でも何度でも、遠慮無く言うよ? だって真尋は、もう俺のでしょ?」

 涙腺崩壊したわたしを眺め、優しく微笑みながら成瀬の親指が頬を伝う涙を拭うと。耳元で成瀬の吐息と共に、わたしがずっと聞きたかった言葉を贈られた。

「真尋、ずっと好きだった」
「成瀬……」

 成瀬とわたしは、執事と主人の関係から恋人同士に変わった――。
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