婚約破棄から始まる恋2~捕獲された地味令嬢は王子様に溺愛されています
「ね? ローラおねえちゃん」
ねって……天真爛漫な天使の微笑みを向けられても、答えようがありません。熱が駆け巡って、全身が真っ赤に染まっていきました。
どうして、ここで? そんなことを?
大人だったら怒ることも出来るのでしょうが、子供相手ではそんなことも出来ません。
「あの、リッキー様。そのお話はなさらないようにしてくださいね」
注意するだけで精一杯なのですが、本人は意味が分からないのかキョトンとしています。
アンジェラ様は口を押えてキラキラなびっくり眼で私を見ていらっしゃるし、どうしましょう。
「ローラおねえちゃんもレイおにいちゃんのこと好きなんだよね。いってたもんね」
また、さらに爆弾発言が飛び出してきました。
これ以上ないくらい全身真っ赤だわ。身の置き所がない。そばにいる侍女達の表情は変わりませんが、それでも恥ずかしいの一言です。
悪びれることなく話すリッキー様の顔は何故だか自慢げです。
「アンジェラ様」
ここは助けを求めるしかありません。