秘密の恋はじめませんか?
side Rin
本番15分前。出演者がスタジオに集まる。
ひな壇のように組まれた席に1組1組座っていく。私たちsoapは2段目の端の席だった。私が1番端の席につこうとすると、羽美がニヤニヤしながら耳元で

「凛はこっち!もしかしたら隣sunshineかもしれないでしょ?」
と言って私を隣の他の出演者側に座らせた。
隣がsunshineだったらどうしよう 私平静を保てないよ!
期待半分緊張半分で本番が始まるのを待っていた

「「「「「お願いしまーす」」」」」
そんな声が聞こえて顔を上げるとsunshineがスタジオに入ってきたのがみえた。彼らの席はどこなんだろうと目で追う。
…あれ、こっちにくる!も、もしかして…?
少しパニックになりながら彼らの様子を伺っていると彼らは隣の席に座った。
しかも私の隣は…ゆ、優雅くん!直視出来なくて反対を見ると綾もゆらも羽美も笑っていた。

「もしかして知ってたの!?」
と隣の羽美に小声で聞くと、満面の笑みで頷く。

「曲順に座るし隣だろうなって思ってた 凛自分の出番しか確認しないからその後の人確認してなかったでしょ」

「確認しておけばよかった…」

< 3 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop