魔法石の錬成修行(闘病記録)
動作を続けてできない・・・
ひとつの動作をやるだけで、
いっぱい、いっぱいなのだ。
毛布をかぶり、目を閉じた。
次は、パンツをはこう・・・・
そう思った。
それから2時間おきくらいに、
目をさました。
こたつの上の経口補水液を、
一口何とか飲む。
それを繰り返した。
いつのまにか夜になっていた。
明日は9時に
クリニックに行かねば・・・・
それから姉に電話をした。
メールを打つ気力がない。
「ああ、私だけど、体調が悪い、いっぱい吐いた。
ご飯が食べられない。こっちに来てほしい」
やっと、それだけいう事ができた。
姉はいつもの調子で
「えーーーー、無理無理、
子どもの検診があるから」
電話の向こうで、
子どもたちがキャッキャッ騒いでいる声が
聞こえた。
私は何も言わず、そのまま、
電話を切った。
説明する気力も、お願いする気力もないのだ。
マンチ姫の温かい毛皮だけが、
私を力づけてくれた。
ひとつの動作をやるだけで、
いっぱい、いっぱいなのだ。
毛布をかぶり、目を閉じた。
次は、パンツをはこう・・・・
そう思った。
それから2時間おきくらいに、
目をさました。
こたつの上の経口補水液を、
一口何とか飲む。
それを繰り返した。
いつのまにか夜になっていた。
明日は9時に
クリニックに行かねば・・・・
それから姉に電話をした。
メールを打つ気力がない。
「ああ、私だけど、体調が悪い、いっぱい吐いた。
ご飯が食べられない。こっちに来てほしい」
やっと、それだけいう事ができた。
姉はいつもの調子で
「えーーーー、無理無理、
子どもの検診があるから」
電話の向こうで、
子どもたちがキャッキャッ騒いでいる声が
聞こえた。
私は何も言わず、そのまま、
電話を切った。
説明する気力も、お願いする気力もないのだ。
マンチ姫の温かい毛皮だけが、
私を力づけてくれた。