魔法石の錬成修行(闘病記録)
<魔法石の予兆>錬成修行の初日
三連休の土曜日、
掃除や洗濯、布団干し、光熱費の支払いなど、
今まで手のつけられなかったことをこなしていた。
夕方には動物病院の予約も入れていた。
うちのマンチ姫(マンチカン、長毛)の肛門バリカンの予約。
ネーミングがすごいが、
長毛種の猫様はうんちが柔だと、毛にくっついて
大変な惨事になるのだ。
肛門周囲をガッツリ短く切ってもらい、
爪切りもお願いをしておいた。
マンチ姫は爪切りに対しての嫌悪がひどく、
抵抗が半端ないから専門家に
まかすしかないのだ。
マンチ姫は「いい子でしたよ」と、
にこやか営業用笑顔の動物看護士さんに言われて、
「ふん」
と不満げに鼻水を飛ばした。
ちなみにマンチ姫は鼻が
ぺちゃなので、
結構、鼻水を飛ばす。
猫のキャリーケースを抱えて、
やれやれと帰宅した。
夜の7時過ぎで、空腹だったので、
バナナ丸ごとケーキを、恵方巻のごとくかぶりついた。
それからコーヒーを一気飲み
して、ようやく息を吐いた。
テレビをボーっと見ていると、
時計は夜の10時を過ぎていた。
お風呂に入って、ネットチェック
明日は、ベリカフェの新作アップするかな・・
そう考えながら、布団をかぶった。
それに明日は日曜日だから、
目覚ましをかけないで9時過ぎまで
寝られる。
心がようやく緩んで、
「ふふん」という春色の気持ちで目を閉じた。