魔法石の錬成修行(闘病記録)
何かの異常を察知しているのだろう。
とにかく階段を上り下りして、
廊下を走り・・・・

タタタタタタ・・・
小さな足音が響く。

ようやく吐き気が収まった時

マンチ姫が3メートル以上離れて廊下の端で・・・・
便器を抱えている私を、
じっと見ていた。

それは何か、異様な何かを見る視線だった。
飼い主が・・・
異様な何かに変身していると???

猫にかまう余裕はない。
またもや、
トイレの床がおしっこでびしょぬれになって、
足もふくらはぎも太もも、
何もかも濡れていた。

救急車を呼ぶなら・・・
何とか、トイレットペーパーでふき取り、
パンツを替えなくては・・・
救急隊の隊員も、できれば
おしっこまみれの人に、触りたくはないだろう。

でも、着替える力、気力がない。
びしょぬれのパンツをトイレの床の端に置いて、
這うように居間に戻って、
倒れこみ毛布をかぶった。

脱水になると・・困る
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