淡い光〜追憶〜
「おまえM高行かないの?さっき、説明のときいなかっただろ?てっきり地元受けると思って、俺がんばって勉強してるんだけど」

「うん、I高受けようと思ってる。昴くんはM高にするんだね。あと半年で離れ離れになるから、そしたらもう冷やかされないよ。M高はうちの中学から行く人多いし、かといって女子高はまたいじめられたらと思っちゃって怖い。だから、この際誰も知らないところ行こうかなって。」

「ふざけるな、勝手に決めんなよ。俺の気持ちはどうなんだよ?」

「・・・え?」

「なんでもねぇよ。いいから、おまえ今からでも切り替えろ!おまえの学力なら安全圏だろ?一緒にM高受けるぞ」

「・・・全然わかんないよ。でも一緒に高校行きたいって思ってくれてるその気持ちは嬉しい。ありがと。でも…」

「なに?おまえ、俺が受からないとでも思ってる?」

「………」

「図星かよ!?安心しろ。おまえが受験するなら、俺が落ちるわけなんてねぇよ。」

「全然答えになってないよ、それ」

「ばーか、俺はおまえを一人になんてしないよ。少しは俺を信用しろ。」

「信用してるよ、いつも守ってくれてるから」

「だったら受験も信用しろ。大丈夫だから」

「…うん、信じる」

「おう」

「じゃあ、先生にも親にも併願に切り替えるってちゃんと話せよー!」
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