エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】 ~続編更新中~
「あなたがその気ならお話はいくつか来ているのよ」
「げっ」
「女の子がげなんていうものではありません!全く、そこら辺が足りないんだから」
「まあまあ、そんなことを強要してもなあ。こればかりはめぐりあわせだろう」
ありがとう、パパン。
「そうですけど—―――」
腑に落ちなそうなお母さん。
最近こうやって攻撃を受ける時がある。
こりゃ早めにアパート探さないとなとか思って不動産通いをしていた。
「すみません、ここが気になっているのですか―――」
「ああ、はい。内見希望ですか?」
「はい」
「では予約を入れさせてもらいますね」
「やはり今日明日という訳にはいかないんですか?」
「申し訳ございません。ご案内できるスタッフが別件で出払っているものですから。それに早くても1週間後になってしまいますね。―――もしかしてお急ぎでしたか?」
「まあ、そうですね」
母の攻撃が日に日に辛らつになってきてるのは確か。
でも、急ぐ理由は他にもあった。
なんと見合いの計画があるかも知れないのだ。
ご近所さんの親戚のご子息なのだそうだけど、相手はかなり積極的らしい。
母もはっきりとは断り切れてない感じだった。
あんなの時間の問題のように思えて怖い。
せめて部屋を見つけて引っ越せばスルー出来るのでは?と思ったんだ。
仕事が忙しくて―――とか言い訳できるし。