エリート極上男に堅物女で有名な私が何故か執着されています【完】  ~続編更新中~

「せめて家事の練習でもしたら?いつも買って食べているんでしょ?」

「まあまあ、いいじゃないか。葵は仕事出来るんだし、今回の件だって優秀が故にいいところに入社出来だんだしな」

「そうだけど—―――、女なのにそっちばかりいい方に進んで」


そうなのだ。あれから間もなく会社を退社して違うところで働いている。

その職場から実家は近いこともあってお世話になっていた。

まあ生活が落ち着いたら部屋を探して一人暮らしを再開しようと思っているけどね。

「男はもういいよ。ごめん孫見せられなくて」

「もう、諦めないでよ」


母は私の結婚を心待ちにしている。

ミヲ君とうまくいっている時に何度か紹介しようと思っていたけど、本格的に動き出す時でいいかと思って報告はしなかった。


今になってその判断は良かったと思える。

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